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間違いだらけの浄水器の選び方~手軽な「蛇口直結型」は本当にお得? 「ハイテクヘルスウォーターII」を知らないと・・・

本体価格より、ランニングコストに注目するべきだった

浄水器購入の際、ついつい本体価格に注目しがちですよね。でも本当は、その商品に使用するカートリッジの価格と交換頻度の方に注目したほうが、絶対にお得です。

年間にどのくらいのランニングコストがかかるのかを見極めることが、本当にコスパのよい浄水器を見つける方法なのです。

私が10年ほど前から使っている「ハイテクヘルスウォーターII」は、今でもコスパ最高でお得なのか? ちょっと知りたくなりました。

最新の売れ筋浄水器とどっちが優れているのでしょうか?

価格や濾過できる総水量など、スペックを比較してみます。

浄水器にはどんなタイプがあるの? その特徴は?

設置の手軽さや初期費用で選ぶ人が多いようですが、浄水器は設置タイプによって導入コストが異なります。主な設置タイプの特徴をご紹介します。

「蛇口直結型」

「蛇口直結型」は、水道蛇口の先端に取り付けるタイプの浄水器です。コンパクトで手軽に設置できるのでシンク周りはすっきり。価格は数千円からと手頃で、浄水効果もそこそこあります。ただし、カートリッジが小さいので濾過できる容量は少なく、2~4ヵ月ほどでカートリッジを交換する必要があります。料理など大量に水が必要なときは、ちょっと力不足です。

「ポット型」

ピッチャー型とも言われ、最も手軽で導入コストも安いです。ポットの中に組み込んだカートリッジで浄化するタイプなので、水道水を注ぐだけで浄化できます。ウォーターポット感覚で使えますが、濾過量が少なく時間もかかるので、料理などで大量に使うのには不向きです。カートリッジの交換時期は2~3ヵ月と一番短めです。濾過した水は塩素が除去されるため早めに飲み切る必要があります。

「据え置き型」

浄水器本体をシンクのそばに置き、蛇口と本体をホースでつないで使用するタイプです。原水と浄水の切り替えは、蛇口に取り付けたコックで切り替えて使用します。蛇口直結型より浄化装置が大きく、濾過する能力が非常に優れているので、水質を重視する方にお勧めです。カートリッジが大型なので、料理などで大量に使うときでも十分な水量です。カードリッジの寿命が長いので、交換頻度は短くても年1回以上のものが多く、設置後は手間がかかりません。

どんな商品が売れているのか調べてみると・・・

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング など各ECサイトの売れ筋ランキング(2020年3月27日時点) をもとにした売れ筋データを調べてみたら、ベストテンに[蛇口直結型]が7機種、[ポット型]は3機種、据え置き型はひとつもランクインしていません。

やはり、設置の手軽さや費用で[蛇口直結型]を選ぶ人が多いようですね。

10年以上前から浄水器は「据え置き型」が一番だと感じ、ずっと使っている私には、このランキングは不思議でなりません。

本当にお得な正しい浄水器の選び方を検証してみましょう。

代表的な機種をサンプルに、ランニングコストを比較してみた

浄水器のカートリッジには、それぞれ交換期限が設けられています。適切に交換しないと機能が落ちるだけでなく、雑菌が発生してかえって不衛生になることも。指定されている期間で交換をして、8年間使用した場合のコストと、期間中に濾過できる総水量を計算してみました。総水量が多ければ、使いたいときにストレスなくたっぷり水が出るということになります。

1. 蛇口直結型 「パナソニック TK-CJ12-W」
  本体価格 ¥5,830
  交換カートリッジ ¥4,482  (交換目安約1年または4000L)

  ¥5830+(¥4482x8年)=¥41,686
  4000Lx8年=32,000L

8年間のコストは、¥41,686で、濾過可能な水量は32,000リットル 1リットルあたり 1円30銭

2. ポット型 「ブリタ ファン」
  本体価格 ¥2,035
  交換カートリッジ ¥1,000  (1日3.5L使用で2ヵ月)

  ¥2035+(1000x6x8年)=¥50,035
  3.5Lx365x8年=10,220L

8年間のコストは、¥50,035で、濾過可能な水量は10,220リットル 1リットルあたり 4円90銭

3. 据え置き型 「三菱ケミカル SuperSTX」
  本体価格 ¥19,500
  交換カートリッジ ¥7,740  (1日20L使用した場合 1年)

  ¥19500+(¥7740×8年)=¥81,420
  20Lx365x8年=58,400L

8年間のコストは、¥81,420で、濾過可能な水量は58,400リットル 1リットルあたり 1円40銭

4. 据え置き型 「ハイテクヘルスウォーターII」
  本体価格 ¥23,650
  交換カートリッジ ¥13,020  (一日34L使用した場合 8年)

  ¥28050+(13200×0)=¥23,650 8年間交換なし
  34Lx365x8年=99,280L

8年間のコストは、¥23,650で、濾過可能な水量は99,280リットル  1リットルあたり 24銭

「ハイテクヘルスウォーターII」は、本当にお得でナイスな浄水器

自宅でもう15年ほど使っているのが「ハイテクヘルスウォーター2」という浄水器。 マイナーで世間であまり知られていないようですが、断トツのコスパ最強です。


濾過の第一段階で酸化還元特殊合金フィルターで、かなりの部分を浄化する仕組みにより、第二段階の活性炭フィルターの浄水負担が極めて低くなる。そのためカートリッジの寿命が飛躍的に向上するとのこと。

それにしても他社と比べるとメンテナンスフリーで8年間も使用できるのは驚異的です。

普通は長く使っていると目詰まりして水の出が悪くなってくるので、交換時期が近づいたと気づいたりします。しかしこの浄水器はカートリッジが大きいこともあり、長期間使用しても水量はほとんど変わりません

料理用に水をたくさん使うときにも十分な水量が出るので、すべて浄水で賄えます。以前、あまりに交換時期が長いのが不安で、早めの6年位でカートリッジを交換したのですが・・・

交換用カートリッジに「残留塩素検査液」が付属していたので、外す前に塩素が除去されているのかテストしてみました。すると、なんと6年経ってもしっかり塩素が除去されていることが確認できました。

ネットで見かけた他の方のコメントでも、12年使ってから交換しても塩素はしっかり除去されていたとか。さて、新しいカートリッジに付け替えて、水の味に変化があるのか期待していたのですが、味の違いは感じられず、水量もほとんど変わりなかったので驚きました。

毎日34Lも使っていないので、今度の交換は10年先でも大丈夫ではないかとさえ思っています。

浄水器選びで悩んでいる方に、「ハイテクヘルスウォーター2」はお薦めです。

ハイテクヘルスウォーターII‐Sホワイト

まとめ

1. 「蛇口直結型」は手軽で本当にお得? 実は据え置き型の方が便利でお得かも
2. 浄水器は、設置タイプによって導入コストやランニングコストが違う
3. 主な設置タイプは「蛇口直結型」、「据え置き型」「ポット型」
4. 本体価格より、使用するカートリッジの価格と交換頻度により注目したほうがお得になる
5. 「蛇口直結型」は設置の手軽さや費用面で選ぶ人が多いが、カートリッジ交換期限が短い
6. 「ポット型」はろ過量が少なく時間もかかるので、料理などで大量に使うのには不向き
7. 水質はもちろん、水量が多く料理などでも使い勝手が良い「据え置き型」がお勧め
8. 一般的な「据え置き型」は高価だが、「ハイテクヘルスウォーターII」はコスパ最高

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