昨年型の在庫がまだ売れ残っている、5月がちょうどいいタイミング
6畳の洋室につけていたエアコンが、全く動かなくなっていました。
この部屋は主に物置として使っているので、普段長時間過ごすことはなく、しばらくぶりにスイッチを入れてみて気が付きました。このエアコンは15年くらい前に設置したままで、ほとんど使うことはありませんでした。
あまりに長期間動かさなかったので、室外機の基板やコンプレッサーの寿命を縮めてしまったようです。最近自宅で過ごす時間が増えたので、この部屋を書斎のようなくつろげる場所にしたくなりました。
暑さが本格的になってくる前に、まずはエアコンを入れ替えなくては・・・昨年型の在庫がまだ売れ残っている今が、ちょうどいいタイミングかも。
この部屋向きのエアコンの選び方を考えてみようと思います。
部屋のサイズや条件によっては、ワンランク上のエアコンも考える
木造か鉄筋か、和室か洋室か、部屋の日当たりも考え、何畳用のエアコンが適切か判断します。
私の部屋は木造の洋室で6畳の長方形、大きなタンスを置いているので、実質は5畳以下の狭さです。東側の角部屋なので日が当たるのは午前中だけ、午後からは日陰になります。
この部屋は狭めの6畳なので、エアコンの冷房能力は2.2kwで十分ということになります。
同じ6畳でも、西側の日当たりの良い部屋なら、冷房の効きを考慮して、1ランク上の能力のエアコンを考える必要があります。最近の猛暑を涼しく快適に乗り切るためには、2.5kwを選んだ方が後悔しなくて済みます。
非力なエアコンを常にフル回転させると、モーターに負荷がかかって壊れやすいことも。ワンランク上のパワーに余裕があるエアコンなら、回転数を抑えた運転になり、むしろ省エネになります。
6畳用エアコンを選ぶ場合のポイントは? リビング用との違いは
小さな部屋を、1人で居る数時間だけ快適な空間にしてくれればいいので、余計な機能は必要ありません。ちゃんと冷えて(暖かく)、故障が少なく、掃除がしやすいだけで良いです。
一番安いベーシック・エアコンのシンプルな機能だけで十分です。余計な機能は、あえて付けないことがポイントです。
リビングなら数人で長時間過ごすわけですから、選ぶ基準は違いますよね。
広い空間をより快適にしてくれる機能が付いているなら、上級機種を選ぶことも良い選択だと思います。
しかし正直なところ、役に立つエアコンの付加価値機能は、あまりないと思っています。
それって本当に便利で役立つ機能なの?・・・個人的感想
1.センサー系の機能
「風を人に直接当てない」とか、「部屋全体を均一に冷やす・温める」とか・・・私は必要を感じたことがありません。不快に感じたら、風の方向を変えればいいだけですし、自分の感覚が一番正確。居る場所周辺だけ快適であればいいので。むしろ部屋全体を均一にするために、無駄で余計な電力は使いたくないですね。
2.空気清浄機能
エアコンに、空気清浄機のような大きくて高性能なフィルターが付いているのを見たことがありません。あんな小さなフィルターで、エアコンを通過する空気の何分の一だけをキレイにしたところで何の意味もない。絶対に一石二鳥とはなりませんよね。空気の汚れが気になる人は、既に空気清浄機を備えているはずですから、それだけで十分だと思います。プラズマ、ナノイーなどの効果を期待したところで、掃除してみると内部は汚れてカビも発生しています。これって、本当に効果があるの?と、常々疑問に思っています。
3.自動フィルター清掃機能
リビングのエアコンには、自動お掃除機能が有るのですが、これで「お手入れ不要になる!」と期待していたら、2,3年で故障しました。動作音はうるさいし、そのうちに動かなくなって、今ではセンサー異常のランプがピカピカしています。埃を集めてごみポケットに収集してくれるのは嬉しいのですが、年に何回か自分でエアコンの内部を清掃するときに、どうにもその装置が邪魔で仕方がありません。手が届く範囲が狭くなってしまうので、本末転倒な気がしていました。プロのエアコン掃除屋さんに依頼する場合、自動フィルター清掃機能が付いていると、分解するのに余計な手間が掛かるので、5千円以上も割高料金になるようです。
4.換気機能
今のご時世、換気が大事なので欲しい機能ですよね。しかし経験上、あまりお勧めしません。室内機と室外機をつなぐ通常のパイプに加えて、換気専用のパイプがあります。それを通じて外気を取り入れたり内部の空気を排出したりする仕組みなのですが、そのパイプがすごく細い。3本まとめて壁の穴を通すためには、そんなに太く出来ないのは判るのですが、こんな細くて十分に換気が出来るのか?と思うほどで、効果も実感できませんでした。実際、「埃が目詰まりした」というクレームがかなり多いようです。
「加湿機能」 本当に欲しい機能は、結局これだけ
ダイキンエアコンの『加湿暖房』機能(うるるとさらら)は、室外機から外部の空気中の水分を集め、その水分を使って、部屋の中の湿度を調整することができます。
『冬場の暖房時にも部屋の空気が乾燥しない』って、すごく大きなメリットだと思います。加湿器を使えばいいのですが、メンテナンスがすごく面倒ですよね。
こまめに給水したり、しばらく清掃しないとすぐにカビたりしますから。その点、エアコンで暖房しながら加湿もしてくれるならすごく便利ですよね。
ダイキンが特許を持つている独自機能なので、他社は真似することが出来ないようです。
どのメーカーのエアコンが故障が多いのだろう?
一つの手掛かりにならないかと考え、「エアコン 故障 メーカー名」で検索してみました。
ヒット数 2015年のシェア
コロナ 6,740,000
パナソニック 2,850,000 22.4% 1位
日立 2,410,000 14.9% 4位
東芝 2,100,000
三菱電機 1,970,000 15,1% 3位
ダイキン 1,650,000 18.1% 2位
三菱重工 1,210,000
富士通ゼネラル 354,000 10.0% 5位
2015年のデーターですが、この業界は上位5社で80%のシェアを占めていることが判りました。
コロナについては、コロナウィルス関係も検索されて高くなっている可能性がありますね。
上位5社以外の東芝と三菱重工はシェアの割にヒット数が多いような印象です。
シェアが高ければ故障も多いはず、でもそれを割り引いても富士通ゼネラルの健闘が光ります。
知名度が高いメーカー名ほど、誤検索でヒットした件数も多そうなので、単純な比較は難しく、確かなことは判りませんでした。
ただ、シェア上位のメーカについては、シェアを勘案すればヒット数もそれほど差がないので、故障率もあまり変わらないのだろうと推測します。
エアコンは、どこで生産しているの?
エアコンを製造している国を調べましたところ、三菱電機とコロナは全機種が日本製、三菱重工とシャープ、富士通ゼネラルは全機種外国製(中国やタイなど)です。
パナソニックは高級機種は日本製。他のメーカも重要な部材だけは日本製のようです。
昭和の頃ならいざ知らず、最近は日本製の方が品質が良くて故障が少なくで信頼できるとは限りません。けれど、一つの目安にはなりますね。
どこで買う? 激安で買うなら、ネットが一番
いつもなら、家電量販店を何軒かまわり、”値切る”のも楽しみなのですが。今回は外出自粛のため、ネットで購入してみることにしました。
標準工事費込みでも良いのですが、セットだと追加料金の有り無しがあやふやになりがちです。また、どんな業者さんが来るのかちょっと不安ですよね。
そこで商品だけを自宅に届けてもらうことにしました。
エアコン取り付け工事の業者さんは、自分で「くらしのマーケット」のサイトで探すことにしました。業者さんによって請け負う金額が違うので、相場より安い業者さんが見つかることもあります。
利用された人の評価コメントを参考に、どんなエアコン取付業者さんが来てくれるのか事前にイメージできるところも気に入っています。
契約確定前に、業者さんと直接メールなどでしっかり詳細を確認できるので、現場に来てから急に追加費用を要求されることもありません。
お気に入りの業者さんが見つかれば、今後、他の電気工事の際にも頼みやすくなりますよね。お薦めです。
コスパGoodな6畳用ベーシック・エアコンは、これ
上位3メーカーなら性能や故障率も大差なさそうです。
余計な機能も必要ないので、どれでもいいと言えば、そうなのですが・・・ダイキンは少し高めなので、パナソニックか三菱電機で選びます。
この3社は売れ行き上位だけあって、他のメーカーよりも、少しだけ高めなようです。
今回は、三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV2219-W を選びました。昨年のモデルです。
一番の決め手は「はずれるボディ」です。
シンプルな構造で、奥まで掃除が簡単に出来る工夫がされているので、他のメーカーよりも掃除がしやすい! そこが気に入りました。
また、ベランダに設置するので、室外機の重量が19キロと比較的軽いこともポイントです。一応、日本製なので安心感がありました。
まとめ
1. 木造か鉄筋か、和室か洋室か、部屋の日当たりによって、適切なエアコン性能を判断する
2. リビング用とは違う、6畳用エアコンを選ぶ場合のポイントは「シンプルな機能」
3. エアコンの本当に役立つ機能は、実は少ないので注意です
4. ダイキンの「うるるとさらら」、加湿機能は素晴らしい
5. どのメーカーのエアコンが故障しやすい? パナソニック、ダイキン、三菱電機なら安心
6. 激安で買うなら、ネットが一番、標準工事費込みは少しだけ割高の場合が多い
7. 取り付け工事などの業者さんは、「くらしのマーケット」のサイトで探すとお得かも
私のコスパ最高な6畳用ベーシック・エアコンは、三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV2219-W でした。
さて、みなさんも自分のベストなエアコンを探してみたらいかがでしょう。それでは。
補足記事⇒⇒⇒ [改訂版]6畳用エアコンのメーカーや機能やメーカの選び方とお得な購入方法